ピンキーリング
第三章
何された?
9月の晴れた日
高校一年生の二学期が始まった
「校長の話し意味わかんなかった!」
「自己満だよね笑」
「先生達すら寝てたもん」
変わらず三人で行動するあたし達
まだ多喜に会ってない・・・三週間振りに会うから楽しみだったのに
『ねぇねぇ一年生?』
「「「え?」」」
声の方を向くと江崎先輩がいた
「有・・・」
「二人に俺、めちゃ感謝してっからな!」
そう言った江崎先輩を、姫乃はバカッと言って叩いた
「初えっちはよかったですかー?」
千湖がニヤニヤしながら聞く
「やばいね」
ニヤニヤしながら先輩が答える
「てか千湖は塚城先輩としたの?」
少しあたしも思ってたことを、姫乃が聞いてくれた
「・・・///」
頷く千湖
「塚城と付き合ってんの?」
「はいっ」
「あいつゾッコンだよなー」
「ちょっ止めてくださいよー!!」
何か、どうしようもなく多喜に会いたくなって、あたしは多喜を探しに行った
三人には内緒で