ShortStory
Part1
別れてほしい…。
3年も付き合ってた彼女から、言われた。
どうしてだよ?
何でだよ?
冗談だよな?
彼女に、何回もそう言ったが、彼女は俯いて、“ごめん”としか言わない。
彼女の顔で、それが事実である事を知らされた。
急過ぎて、涙も出なかった。
俺は、その場から逃げた。
彼女の友人に聞くと、彼女には他に好きな人がいると言われた。
俺が苦しんでる今、彼女自身も俺より、苦しんでる。
そう思うと、今までの事が全て真っ白にされそうで恐かった。
悩みに悩み、彼女を電話で呼び出した。
そこは、俺が彼女に、告白した場所。
彼女は、現れてくれた。
だけど、彼女は不安な顔で俺に近寄る。
あぁ…俺は、彼女にこんな顔をさせてたのか?
俺は…彼氏失格だな。
ごめん、不安がらせて。
もう、楽になっていいよ。
だから、俺は決意したんだ。今、彼女を救うんだ…。
“―別れよう。”
俺がそう言うと、彼女は驚き、そして泣いた。
小さく、啜り泣く彼女の肩を抱くのは、もう俺の役じゃない。
俺は、彼女の頭に手をのせて、呟いた。
“ごめんな。辛かったよな…”
なおも泣く彼女は、俺の言葉に、大きく首を横に振った。
強がるのは、彼女の性格。
最後に、彼女は…
“ありがとう。”
と、笑顔で言ってくれた。
その時、彼女との思い出が走馬灯のように動き出す。
いつも、笑顔でいてくれた彼女は、もう…いない。
彼女が去った後、俺は小さくなって、小さな声で泣いた。
出来るなら、彼女と幸せになりたかったが、出来なかった。
ならば俺は、彼女の幸せを願おう。
そう心に決めた。
3年も付き合ってた彼女から、言われた。
どうしてだよ?
何でだよ?
冗談だよな?
彼女に、何回もそう言ったが、彼女は俯いて、“ごめん”としか言わない。
彼女の顔で、それが事実である事を知らされた。
急過ぎて、涙も出なかった。
俺は、その場から逃げた。
彼女の友人に聞くと、彼女には他に好きな人がいると言われた。
俺が苦しんでる今、彼女自身も俺より、苦しんでる。
そう思うと、今までの事が全て真っ白にされそうで恐かった。
悩みに悩み、彼女を電話で呼び出した。
そこは、俺が彼女に、告白した場所。
彼女は、現れてくれた。
だけど、彼女は不安な顔で俺に近寄る。
あぁ…俺は、彼女にこんな顔をさせてたのか?
俺は…彼氏失格だな。
ごめん、不安がらせて。
もう、楽になっていいよ。
だから、俺は決意したんだ。今、彼女を救うんだ…。
“―別れよう。”
俺がそう言うと、彼女は驚き、そして泣いた。
小さく、啜り泣く彼女の肩を抱くのは、もう俺の役じゃない。
俺は、彼女の頭に手をのせて、呟いた。
“ごめんな。辛かったよな…”
なおも泣く彼女は、俺の言葉に、大きく首を横に振った。
強がるのは、彼女の性格。
最後に、彼女は…
“ありがとう。”
と、笑顔で言ってくれた。
その時、彼女との思い出が走馬灯のように動き出す。
いつも、笑顔でいてくれた彼女は、もう…いない。
彼女が去った後、俺は小さくなって、小さな声で泣いた。
出来るなら、彼女と幸せになりたかったが、出来なかった。
ならば俺は、彼女の幸せを願おう。
そう心に決めた。