【詩集】ロンリーキャッチボール
君がここに居る恐怖
明日
ステレオから流れだす音
時計の針が進む音
それすら
独りを告げる微かな脅威
流れる血は熱を帯びて
零れる涙は命を唄う
あたたかい自分
つめたくなったあの子
でもあたたかかった
そのことを知ってるから
どうしようもなく怖くなる
ねぇ 今この瞬間
君はあたたかいよね
ねぇ お願い
君までサヨナラしないで
ねぇ 明日この時間
私はあたたかいのかな
ねぇ お願い
私まだ離れたくないよ
確かに皆が居た今日を
終えるのが怖い
誰かが居ないかもしれない明日
そんなの、もういらない