LAST TRAIN


「あ?って玲於じゃん」


あたしの腕を掴んでる男が声を出した。

え・・玲於君の知り合い?


「放せよ。聞こえねぇの?」

「お前誰に口聞いてんだよ」

お互い低い声・・

こ、恐い・・
初めて玲於君を恐いと思った・・


「いくら先輩でも、コイツは譲れないんで」

そう言い残して、あの男から離れた、あたしたち・・



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