ビタークリーム
想いが通じた日
再び気まずい空気が流れる。

「「あ」」

……………










のぉ!!!










はっ、ハモった。

嬉しいけど、気まずい…

「涼くんからどうぞ…」

「菜乃からでいい」

「いやいや涼くんからっ!」

「………あの、な?菜乃は…俺のこと、「好きです」」

あ……

溢れ出してしまった。

まだ言うか分かんないのにっ!!

は、恥っ!////

涼くんを見ると顔を真っ赤にしていた。

「り、ょうくんは…?」

恐る恐る訪ねる。

「好きに………決まってんじゃん?」

「………////」

な、なんで疑問系?

じゃなくてっ

そんな笑顔反則ですからっ

真っ赤になる私を見て、涼くんが笑った。

「じゃ。付き合うってことで」

「////う、うんっ」

「「「「おめっとさーん」」」」

私が答えると同時にリビングのドアが威勢よく開き、琉瑠達が姿を現した。

「琉瑠!?」

驚く私に琉瑠が笑い、舞ちゃんが

「バッチリ聞いてたよー」

幸くんと陸くんが

「こうゆう作戦を三日前から暖めていたのじゃー」

と悪戯っぽく笑った。

「なんか………ありがと?」

「おう!感謝しときな!」
「おい」
わきあいあいしている私達の上に地獄の叫びとも聞こえるとてつもなく低い声が聞こえた。

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