この想いを君に… −あの場所へ−
「早く決めや〜
進学か就職か…それとも」

光さんは微笑みながら目は真剣だった。

「俺の所でバイクレース活動をして、永久就職」



…一瞬、何を言われたのかわからなかった。



「永久就職しながら学校へ行くのもいいし」



「進学は無理かも」

あたしはそう言うのが精一杯。



パパの病気を隠そうとすればするほど、ぼろが出そうだった。
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