この想いを君に… −あの場所へ−
「俺からは絶対に言わんから。
むっちゃんは普通にしといてよ、帰ってから。
門真さんが自分から言わん限りは俺は知らんぷりを通す。
そういうのは任しといて!!」

俺が何度も同じ事を繰り返して言って、やっとむっちゃんは納得した。



…プロポーズが一転、大変な事になってしもた。



でも…これで全ての事がわかった。



そんな病気だったならつじつまが合う。



むっちゃんがあんなにも俺にバレる事を嫌がっていたから、俺は門真さんに対しては徹底的に知らないふりをしよう。



それが今は一番だから。
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