この想いを君に… −あの場所へ−

− 光 −

思ったよりは門真さん、調子よさそう。

…良かった。

もう、歩けなくなっていたらどうしようかって思っていた。



『筋萎縮性側索硬化症』



インターネットで調べたり、友達が神経内科の先生をしているから聞いたけど。

残酷すぎる病気や。



目の前にいる門真さんはいたって普通に行動していた。



「光!」

久々にマシンに乗る俺に門真さんはこう言った。

「楽しんでこいよ!」
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