この想いを君に… −あの場所へ−
「大変だよね。
俺達が出来る事って少ないけど、話くらいは聞けるからいつでも言って」

「ありがとう」

あたしは深々と頭を下げた。



泣きそう。



最近、更にみんなとの距離が遠くなっていってる気がしてた。

だからそんな風に言われるとたまらなく嬉しい。



「もし時間が少しでも許されるなら、みんなと遊びに行こう。
いつでも言ってよ」

国分くんのそんな優しさにあたしは笑って頷いた。
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