この想いを君に… −あの場所へ−
そんな会話をしていると、いきなり書類が落ちる音がした。

あたしは慌ててカウンターを見るとパパの姿がない。



まさか…



「パパ?」



あたしは叫んでカウンターの中に入るとパパが倒れていた。

「大丈夫?」

パパの体を抱き抱えて椅子に座らせた。

こんな時、体を鍛えていて良かったと思う。

逞しい腕が役に立った。
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