この想いを君に… −あの場所へ−
「そーちゃん…?」

翌日、祥太郎が顔を覗き込む。

「一度、病院に行った方がいいよ」



作業中にまた凝ったような、だるさがあったので俺は手を止めて腕を解していた。



「うん、疲れだと思うんだけど…」

そう言っても祥太郎は首を縦に振らなかった。

「まだ今日は大丈夫だから…。
行っといでよ」



祥太郎の形相に負けて、俺は近くの整形外科に行った。
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