この想いを君に… −あの場所へ−
「今度の2&4さあ…」

車の中で俺から切り出す。

「そーちゃん、疲れると思うからもし何だったら来ないで休んでてよ」

これはそーちゃんの為に言ったのに。

「俺に来られると嫌?」

ちらっと隣を見ると悲しそうにしているそーちゃんが。

俺は慌てて

「嫌とかそんなんじゃないけど…!!」

「じゃあ行くよ。
お前の足手まといになるなら行かないけど」

「足手まといなんかになる訳、ないだろー!!」



そーちゃんにそんな言葉は不要だった。
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