この想いを君に… −あの場所へ−
「…私を置いていかないでよ、そーちゃんっ!」
拓海くんも…
そーちゃんも…
どうして私を置き去りにしようとするのよ!!
「…真由」
そーちゃんの淡々とした声が聞こえる。
「元々俺の方が10歳年上だから。
順番からすれば俺が先に逝くのは順当だよ」
あまりにもサラっと言うものだから頭に来て体をギュッ、と抱きしめた。
「…痛い」
うめき声のような声が聞こえたので私は慌てて手を放した。
「ごめん…」
私がそう言った瞬間、いきなり腕を掴まれた。
そして私はそーちゃんの前に引きずり出される。
拓海くんも…
そーちゃんも…
どうして私を置き去りにしようとするのよ!!
「…真由」
そーちゃんの淡々とした声が聞こえる。
「元々俺の方が10歳年上だから。
順番からすれば俺が先に逝くのは順当だよ」
あまりにもサラっと言うものだから頭に来て体をギュッ、と抱きしめた。
「…痛い」
うめき声のような声が聞こえたので私は慌てて手を放した。
「ごめん…」
私がそう言った瞬間、いきなり腕を掴まれた。
そして私はそーちゃんの前に引きずり出される。