この想いを君に… −あの場所へ−

− 光 −

2&4も行けない程…

状態が良くないんかもしれんな。



久々に訪れた門真家のチャイムを押すのが怖かった。



「光くん、いらっしゃい」

ドアを開けてくれたのは真由ちゃん。

…痩せていた。

神経使っているのがまるわかりだな。

「どうぞ、入って」

まだ、むっちゃん達は学校から帰ってきてなかった。

リビングに入ると車椅子に腰かけた門真さん。

いつものように穏やかに微笑んでいた。
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