この想いを君に… −あの場所へ−
「ごめん、せっかくの休みなのに…」

門真さんは謝る。

「何言ってるん?
長年の付き合いやし、来年むっちゃんと結婚したら親戚関係になるんやで。
遠慮はしない」

遠慮がちに微笑む門真さん。



…俺、めちゃくちゃ切ない。



何か…何て言ったらええんやろ?

胸騒ぎ?

いや、何かわからんけど。

凄い切ないねん。



「光くん、お茶しよっか!!」

真由ちゃんがお茶のセットを持ってきて笑った。
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