この想いを君に… −あの場所へ−
「静かだね〜」
食事の後片付けをしてもらってから、二人だけでは広い部屋に真由と二人、座っていた。
真由はそっと立ち上がって電気を消した。
窓の外には漆黒の海が広がり、所々で月明かりが反射している。
「今日は十六夜だね」
真由が珍しく風流な事を言う。
「少しだけ欠けている月もいいね」
俺が呟く。
「久々にそーちゃんと二人きりって感じね」
薄明かりの中、真由は微笑んでいた。
食事の後片付けをしてもらってから、二人だけでは広い部屋に真由と二人、座っていた。
真由はそっと立ち上がって電気を消した。
窓の外には漆黒の海が広がり、所々で月明かりが反射している。
「今日は十六夜だね」
真由が珍しく風流な事を言う。
「少しだけ欠けている月もいいね」
俺が呟く。
「久々にそーちゃんと二人きりって感じね」
薄明かりの中、真由は微笑んでいた。