この想いを君に… −あの場所へ−
「光」

親父は俺と門真さんを別室に呼んだ。

「俺はお前の好きなようにしたらいいと思うし、総一さんにさえ迷惑がかからんかったらそれでええねん」

親父は門真さんを見つめた。

「…やっぱりこの子はバイクの世界でしか生きられません。
総一さんの体が動かないならこの子を使ってください」



…親父は頭を下げた。
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