この想いを君に… −あの場所へ−
「お義父さん!」

真由が少し頬を膨らませていた。

「迷惑じゃないですよ、そーちゃんは。
身の周りの事は私がします」

「そっか…」

父さんは苦笑いをして

「ごめん、真由ちゃんが総一の事を一番知っているもんね」

手を合わせて謝った。

「そーちゃんは…」

真剣な目をした真由。

そこにいる全ての人を見回す。

「私がメインで世話をするから。
出来ない所を助けてくれたらいいから」
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