この想いを君に… −あの場所へ−
何気ない夕食。

せっかく父さんも来てくれているというのに、俺は不快感を隠せなかった。

フォークを持つ手が…

手に力が入らない。



俺はそっとフォークを置いた。



みんなに悟られないように。

会話を楽しむふりをして…



自力で食事が出来なくなるなんて。



何と情けない。
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