この想いを君に… −あの場所へ−
「もう少ししたらお風呂に入ろうね」

私は食器を片付けながらそーちゃんに言う。

あとでむっちゃんか知樹にそーちゃんをお風呂に入れてもらおう。

…毎日、これの繰り返し。

でも、もっと悪くなって。

そのうちお風呂も家で入れなくなって。

ヘルパーさんに来てもらって…

来てもらわないと私達の不安も大きいんだけど。

でも、何だか。

複雑。



そういえば近々、障害者認定の申請をしようって話を先生としている。

でも、認定される頃にはそーちゃんはもっと酷くなる。
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