この想いを君に… −あの場所へ−
「本当に体が動かなくなって見れなくなる前に。
睦海や知樹の走行を目に焼き付けて欲しい。
そーちゃんは現役を引退しても、常にレース展開を頭で考えて俺達と一緒に走っていたんだ」
私は唇を噛み締めた。
「…ただ、そーちゃんのファンは今のそーちゃんを見てショックを受けるかもしれないけど」
「そうやな、それが怖い」
光くんが続けた。
「総一さんの、現役時代や去年までの監督姿を見ている人にとっては今の状態は信じられない。
それが多少なりとも悪影響に繋がる事がないように注意せんと…」
イメージは怖い。
あまり人前に出させたくないし、そーちゃんのプライドの問題もある。
体が動かなくてファンサービスも出来ないのに人前に出る事をそーちゃん自身が良し、とするかどうかということもある。
睦海や知樹の走行を目に焼き付けて欲しい。
そーちゃんは現役を引退しても、常にレース展開を頭で考えて俺達と一緒に走っていたんだ」
私は唇を噛み締めた。
「…ただ、そーちゃんのファンは今のそーちゃんを見てショックを受けるかもしれないけど」
「そうやな、それが怖い」
光くんが続けた。
「総一さんの、現役時代や去年までの監督姿を見ている人にとっては今の状態は信じられない。
それが多少なりとも悪影響に繋がる事がないように注意せんと…」
イメージは怖い。
あまり人前に出させたくないし、そーちゃんのプライドの問題もある。
体が動かなくてファンサービスも出来ないのに人前に出る事をそーちゃん自身が良し、とするかどうかということもある。