この想いを君に… −あの場所へ−
8月末まで、そーちゃんはもつだろうか?
そんな不安が私の胸にある。
こんな事になるなら…チームのレース参戦を5月末にした方が良かったのかもしれない。
今更ながら後悔する。
サーキットへ。
あの場所へそーちゃんを連れていきたい。
あのレース期間中の雰囲気。
一番そーちゃんが生き生きする場所。
自分が走らなくても。
幸せになれるんだから。
「そーちゃん」
少し苛立ちながら梅雨明け間近な激しい雨を見つめているそーちゃんに声を掛けた。
「8月のレースは絶対に行こうね」
そーちゃんはしばらく私の顔を苛立ちながらじっと見つめていたけど、やがていつもの穏やかな表情になって
「うん」
と、小さく頷いた。
そんな不安が私の胸にある。
こんな事になるなら…チームのレース参戦を5月末にした方が良かったのかもしれない。
今更ながら後悔する。
サーキットへ。
あの場所へそーちゃんを連れていきたい。
あのレース期間中の雰囲気。
一番そーちゃんが生き生きする場所。
自分が走らなくても。
幸せになれるんだから。
「そーちゃん」
少し苛立ちながら梅雨明け間近な激しい雨を見つめているそーちゃんに声を掛けた。
「8月のレースは絶対に行こうね」
そーちゃんはしばらく私の顔を苛立ちながらじっと見つめていたけど、やがていつもの穏やかな表情になって
「うん」
と、小さく頷いた。