この想いを君に… −あの場所へ−
何だか異様な雰囲気だった。

むっちゃんと光さんはリビングからいなくなった。

いるのは私とパパと…

智道くん。



「…智道、お父さんとお母さんは桜と付き合っている事を許してるの?」

滑舌が悪くなったパパはゆっくりと話始めた。

智道くんは首を横に振って

「許してもらえません。
いつも別れさせようって考えています」



何故、そんなに反対されているのか…

わからない。

何がいけないの?
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