この想いを君に… −あの場所へ−
パパはフッ、と笑って

「…全く、子供同士の話なのに。
いつまで引きずってるんだ」

顔を上げたパパと目が合った。

「二人とも…恋愛する年頃になったし。
少しだけ話をしよう。
あの二人が反対する訳…」



パパは少しだけ目を見開いた。



「それは俺に対して後ろめたい気持ちがあるから…だと思うよ」
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