この想いを君に… −あの場所へ−
食事が終わってから私と智道くんとパパは外に散歩に出掛けた。

夕涼み…とは言い難いくらい暑いけど。

智道くんがパパの車椅子を押す。

パパも満更じゃないみたい。



3人で色んな話をした。

私の将来、智道くんの将来。



「二人の将来が重なる時、二人とも世界で活躍する選手になってたらいいね」

そうパパは言うけれど。

実際は…どうだろう。



そんな事を言うならば、そこまではせめて生きてほしい…



そしてまたこんな風に歩きたい。
< 319 / 417 >

この作品をシェア

pagetop