この想いを君に… −あの場所へ−
「うんうん…大丈夫かな」

総一さんの胸に聴診器を当てているのは大阪に住む友達で内科の医者、今里 学。

学は自分が勤める総合病院を休んでこっちに来てくれた。

高校の時の、大切な友達。

今でも頻繁に連絡を取り合うのは学だけ。



「今日はゆっくり休みましょうね。
僕が付いていますし何かあればいつでも言ってください」



学は俺が凄く世話になった人なんだからって言って今回随伴してくれた。
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