この想いを君に… −あの場所へ−
「ホンマ、ごめんな」

先に総一さんと真由ちゃんがホテルに行くというので学も付いて行ってくれるという。

「何謝るねん!」

学は笑って俺の背中を叩いた。

「俺が付いとる。だからお前はお前がせなあかん事をしっかりしろ」

もう一度、俺の背中を叩いて学は総一さんの車椅子を押した。
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