この想いを君に… −あの場所へ−
少し安心して俺はJSB1000のスポーツ走行を見つめた。

今年は開幕戦から祥太郎の嫌いな北くんが勝ちまくっているけど、それは祥太郎が出てない時。

2&4は祥太郎が優勝した。

まだまだ祥太郎だって負けてはいない。



「相変わらず、強いな」

独り言で言ったつもりだったのに横でいたむっちゃんと知樹は吹き出した。

「…何がおかしいねん?」

「だって光さん」

むっちゃんが笑って

「その祥太郎を去年抑えたのは光さんだよ〜?」



…まあ、確かにそうやけど!!
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