この想いを君に… −あの場所へ−
ママをチラッ、と見ると。

青い顔をして茫然としていた。



俺がしっかりしないと。



「治療方法もない、特定難病です。
いずれは気管切開や人口呼吸器の装着をしなければいけなくなると思います。
まあ、その辺りは病気の進行を見ながらその都度、やりましょう」



…うん、そうだね。

でも…パパは。

それを望んでまで生きようとするかどうかはわからない。
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