この想いを君に… −あの場所へ−
精神的にはギリギリの状態で走行していた。

マシンの音が遠くに聞こえる。



段々感覚が研ぎ澄まされてきて目の前にいる二人の動きがよく見えるようになってきた。



この感覚…

自分がマシンと一体化するような感覚。



自分の中で何かが弾けた瞬間、カーブで二人を一挙に抜いた。
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