この想いを君に… −あの場所へ−
「あの3人は…永遠のライバルだね…」

総一が途切れ途切れの声で言う。

苦しい中、少しだけ微笑んでいた。

「そうだね。
これから先、この場所…サーキットで走り続ける限り、あの3人はずっと争い続けるんだろうね。
…俺も一緒のクラスで走ってみたい」

祥太郎はそう言って笑った。



コーナーに差し掛かる度に1位は変動している。



いよいよラスト1周。

誰が勝ってもおかしくない。
< 361 / 417 >

この作品をシェア

pagetop