この想いを君に… −あの場所へ−
お昼、みんなでご飯を食べた。

そーちゃんも少しだけ、食べてみんなの事を見ていた。



それから私は食器を洗って、しばらくして。

ふと、そーちゃんを見たら…

呼吸をほとんどしていなかった。



「学くん!!」

とっさに叫んだのがこれ。

少し眠りに入っていた学くんが慌てて起きて、顔色を変えた。



「今すぐ、むっちゃんや親戚の人に連絡して。
それと掛かり付けの病院に」

そう言って学くんは聴診器と血圧計を取り出した。
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