この想いを君に… −あの場所へ−
「光さん」

一度、家に帰っていた祥太郎がやって来た。

「これでいい?」

取引先企業や付き合い深い個人に流すFAX。

俺は目を通して

「ありがとう、朝に送信するわ」

祥太郎を見ると。

目が真っ赤。

…明日、この紙を見てそういう人達は増えるやろうな。



でも。

やる事はきっちりしないと。

総一さんの顔に泥を塗る羽目になりかねんから。
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