この想いを君に… −あの場所へ−
「ちょっとむっちゃん!」

あたしが慌てて家を出ようとしたらママが止めに入った。

「少しだけ…!!」

あたしはママの腕を押し退けた。

「少しだけ時間を頂戴!!」

ガレージに行ってバイクを出す。



光さんも祥太郎もア然としていたけど。

無視してアクセルを開けた。
< 406 / 417 >

この作品をシェア

pagetop