この想いを君に… −あの場所へ−
お通夜、お葬式にはたくさんの人が来てくれた。

もちろん、パパの宿敵、池田さんもお通夜に家族で。



「大丈夫?」

ふと見ると智道が落ち込みまくりの桜を慰めている。

いい雰囲気なのに…

「智道、帰るよ!」

池田さんは智道の手を引っ張った。

お互い見つめ合う智道と桜。



「…先が思いやられるな」

光さんが頭をかきながら呟く。

あたしも頷いた。
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