この想いを君に… −あの場所へ−
パーティーは和やかな雰囲気に包まれていた。

お二人の友達がたくさんいて、親族の方もいて。

何だかいいなあって思うパーティーだった。



「睦海、二人と一緒に写真撮ってもらったら?」

祥太郎の言葉にあたしは頷く。

何だか…レースでも味わった事のない緊張感があたしを包む。



「光さんに写メ送ろう!」

祥太郎は嬉しそうに笑っていた。

「睦海が高校卒業してすぐに結婚して貰えるように催促だ!!」

祥太郎のその発言にあたしは慌てふためくと徹さんと結菜さんはクスクス、と笑っていた。
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