この想いを君に… −あの場所へ−
『もし、何かあればいつでも言ってや。
いつもみんなの事、心配してるから』

光さんの声が遠くに聞こえた。



電話を切ってため息をつく。

いつまで、光さんに隠すのだろう?

やっぱり、言っておいた方がいいんじゃないかって。

わかった時に光さん。

かなり怒りそうだもん。



あたしはベッドに倒れ込むように寝転んだ。



光さんから。

冬休みに入ったら大阪においでって言われてる。

年末年始は家で過ごすにしてもクリスマスくらいは、って。

パパやママに言ったら行っていいよって言われたけど。



…隠し通せるのか?
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