この想いを君に… −あの場所へ−
「祥太郎!」

パーティーからの帰り道。

あたしはきっとニコニコしていると思う。

結局あの後、祥太郎は光さんにメールを送ったらその返事が。

『そうやな、来年早い目にむっちゃんの両親へ挨拶行かなあかんな』

だって!!

思わずニンマリする。



「ありがとうね!!」

パーティーへ一緒に連れて行ってくれた事も。

光さんにメールしてくれた事も。



「…どういたしまして」

祥太郎は一瞬だけ、微笑んですぐに真剣な眼差しをあたしに向けた。
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