この想いを君に… −あの場所へ−
光はホッとしたように微笑んで頷いた。

「睦海には?」

「まだ、具体的な話はしてないけど…
大阪へ連れて帰った時にでも話してみます」

俺は頷いた。



睦海は光がいてくれるから大丈夫…だろう。

別れない限りは。



あとは真由や知樹達。



俺は一体、あとどれくらい生きられるのかな?



…光にいつまで。

黙っていられるだろう。
< 90 / 417 >

この作品をシェア

pagetop