意地悪な君と優しい君
……♪♪♪

「もしもし」

「もしもし。ごめんね急に…」

「あ?別に良いよ。」

「あのね…協力してほしい事があって…」

「協力?何の協力?」

「…私の恋の協力を///」

「………」

どうしよう。宮原…無言になっちゃったよ

「えっ?神崎の恋愛の協力をしてほしいって?」

「う、うん」

「好きな奴…いるんだ」

「うん…まぁ…///」

「好きな奴の名前は?」

「えっ!?急にそんな「名前知らないと協力出来ないだろ」

まぁ…それもそうか。

「え、えと…杉川…裕」

「………」

えっ!?そこで無言はないよぉ…頑張って名前言ったのに…

「…はぁ……」

えっ!?ため息?何か悪い事しちゃったかな?

「ごめんね?」

何か悪い事をしたのかわからないけど…
一応謝った。

「何で謝ってんの?」

「わからない…けど、一応…」

「何だそれ?相変わらず意味分かんねぇ奴…」

私って…意味分かんない奴なの??

「まぁ良いや。何を協力すればいいの?」

「えっ?協力してくれるの!?」

「協力はしてやる。でも!!俺の言う事を聞くならな」

「言う事…って何?」

「まぁ…命令みたいなもん」

「命令?無理な事は出来ないよ?」

「あぁ。わかってる」

「じゃあ…まぁ…しょうがないから…」

「よし。協力は神崎が俺にしてほしい事言って?俺も神崎に命令するから」

「わ、わかった」

そして、その日の電話は終了した。


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