мооп яigнт
フランスにいる親父の知り合いに、パティシエを紹介してもらったり、道具を揃えたり、パテレ用のキッチンを作ったりで、2か月くらいかかったけど、ようやく初日を迎えたってわけ。



材料は毎日、現地から空輸される。

バニラビーンズは、最初、小枝にしか見えなかったもんな。


教えてくれるのは、ミッシェル。30歳。


数々のパティシエ大会で賞を総嘗めにしてきた実力派。


会話はフランス語。


幸いなことに、俺はガキの頃、兄貴にフランス語を叩き込まれた、いやいや教えてもらったから、普通に喋れる。


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