A Shooting Star
序章
――もし君が望なら、僕はすぐにでも君のもとへ行くのに…
星が瞬く夜空に流れ星を探していたあの頃。
本当は願い事なんかなかった。
僕には心なんてものはないから。
ただ君がとても一生懸命探していたから、君のために探していただけ。
でも結局見つからなくて、君は泣いてしまった。
僕が君の願いを叶える流れ星になれたら良いのに…