届かないメール

愛しい

―――――「っ…………か…」
誰?誰があたしを?

薄れた意識のなか.
右手がすぎんと痛むのが分かった…

そして…
意識がしっかりしてきた。
「―ばかっ。リストカッとなんか―っ」

「おかあ…っさん。」

「凛っ…ばかっ―リストカッとなんて―」


「ここはっ―病院?」

「そうよっ…ごめんね…あんたはうちの子よっ…ごめんね」


「おかあさんっ…ごめんなさいっごめんなさい…」


あたしは涙ながらに謝った…

お母さんはバカなあたしを優しく抱き締めてくれた。
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