レンタル行います
と1人で何気に解説していると
廊下から大声が聞こえてズドンッと音がした
あぁ…多分あの子がこけたんだ。
私は駆け寄る

「大丈夫。織姫?」
「うっ…うぅん…だっ大丈夫」

とすぐに立ち上がる
このストレートの長い綺麗な髪で
胸がやたらでかく素直で優しく美人で
ドジッ子な織姫。
私の親友とも言える子。
竜馬と同じくらい好き。
って織姫…走ってどうしたんだろう

「で…走って来たのはなぜ?」
「あぁ!!そっそれはね」

とカバンの中からごそごそと紙を取り出す。
ちょっと取り出すさいにちらっと見えた。
あの新入部活動の宣伝の紙だった。
織姫、その紙どこで手に入れたんだろう…
織姫はその紙をさかさまに
私に見せびらかすように紙を縦に持つ


「私ねっ入部することにしたのーっ」
「え──!!」

織姫の言葉にとてもびっくりして
腰を抜かしそうになったけど頑張ってこらえた
え…織姫があの変な部活動へ?
ちょっとビックリ…。
思えば織姫って帰宅部だっけ

その時私は拒否する理由も思い浮かばず
織姫が入部届けを出してる時
織姫の背中を見るしかなかった






あの時…織姫が入部しなかったら
どうなっていただろう
いやっ…
この部活動さえなければ良かったのに…

今ではちょっと後悔する


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