LOVE・PIECE






「舞〜一緒帰ろぉ」




親友の理紗が言う。







「いいよっ!」


私は笑顔でそう答えると理紗が


「じゃ行こっか」


と言って私達は教室を出た。





帰り道私は理紗と他愛もない話をしていると私はあることを思い出した。



「あっ!忘れ物したゴメン先言ってて!」




私は学校に戻って忘れ物を取りに行くと廊下を全力疾走していた(笑)








ドサッ





「きゃっ!」




「あの、ゴメンなさい」





私は相手の顔を見ないでとっさに謝ると、その人はぷっと笑った。



「へっ?」





よく見ると、その人は三年の先輩だった。






「大丈夫か?何急いでんだよ」




高橋 優・・・






高橋先輩は涼しい顔で言う。








「あっ、えっと、その〜」




私がしどろもどろで話していると、高橋先輩がまたクスッと笑った。
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