LOVE・PIECE
その時だった。
クラスの男子が
「笹沢!高橋先輩呼んでるぞ」
って・・・
高橋先輩じゃん!
やばい超うれしい。
「ゴメンちょっと行ってくる」
私は理紗に一言いって先輩の所へ行った。
「どぉしたんですか?」
「これ。」
「あっ!これ探してたキーホルダ−だっ」
高橋先輩は、私が多分あの時落としたキーホルダーを持ってきてくれた。
「ありがとうございますっ!」
「あぁ」
私は顔がにやけていたかもしれない(笑)
高橋先輩に
「何にやけてんの」
と一言言われて私は顔が赤くなった。
「なんでもないですっ」
そう答えると、高橋先輩はフッと笑ってこう言った。
「俺のこと優って呼べ」