†夢への対価*右目と眼帯†
玄関はかなりスッキリとしている。
家の中は“古きよき日本家屋”という感じの造りになっている。
柱や階段など、全てにおいて木で出来ている。
もちろん、環境にも配慮してあり釘も使っていない。
ぞくに言う、宮大工などに造らせたのであろう。
少女はこれが当たり前とでも言うように、きちんと靴を並べてから歩きだした。
桐會もその後を追い、少女の靴と自分の靴を靴箱にいれてから歩きだす。
少し歩いた所にある階段の前で少女は立ち止まっていた。