†夢への対価*右目と眼帯†



菖蒲は少しクスクスと笑い、



「お嬢様もそんな風に、ひどく驚かれる事があるのですね!」



「あたり前ですわ!私だって人間ですもの!」



菖蒲がまだ少し顔が笑っているのが気にくわないのか、それとも先程菖蒲に笑われた事が悔しかったのか、



咲乱は少しムスッとしたような威張っているような顔をしている。



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