白いソファの下で
2人の足音があたしに近づいてくる。



「モモ〜、相変わらずかわいいねぇ」



あの人はそう言いながらあたしをぎゅうっと抱き締めた。



いい匂いがする。



甘い甘い匂い。



あたしは泣いた。



あたしは鳴いた。









ミャー。
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