NatuRaL×WHiTe





そういえばあたし天然でか弱い設定だった。笑

今ここであたしの一年間を無駄にするわけにはいかない。


「あの、助けてくれてありがとうございます。」


「どーいたしまして。」


俊はあたしが見たことのない笑顔で返事をした。



ダメだ。かっこいい。



美姫の顔は赤くなっていた。


ずっと会ってなかったからやっぱりあたしも未練があるのかな?





「お前、名前は?」


「え――……?」


どうしよう。


あたしが『市川 美姫』って知ったらまた冷たくされるかもしれない。



それは、ちょっと恐い。



でも、どうせ後でバレちゃうなら今言っても変わらないか。





< 16 / 16 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop